基本情報技術者試験のCBT(令和2年)を受けて分かったこと

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IT技術基本情報技術者試験

基本情報技術者試験(FE)を午前と午後の両方を1日で受験してきました。CBTになってから初受験ですね。
その時に感じたことをまとめておきます。

CBT試験の操作方法は必ず試験前に確認しておこう!

FEのCBT試験は、プロメトリック社のCBTシステムを使用するのですが、「どのような画面でどのような操作方法で行うのか」を事前に見ることが可能です。
ぜひ、一度確認しておきましょう。

試験当日の受験の流れ

FE午前について

FE午前は後ろからやった方が気が楽!

FEの午前は、どうしても計算問題が先頭の方に固まっています。逆に後ろの方は暗記科目が多いです。
なので、試験開始したら、問題の選択ボタンで一番後ろの問題を選びます。
そして、その問題を解いたら「戻る」ボタンを押して「一つ前の問題」を表示しましょう。
このように、「解いて戻って解いて戻って」を繰り返せば時間のかかる計算問題を後回しにできます。

「問題一覧」で後回しにした未回答問題を確実に答える

分からない問題は飛ばして他の問題を先にすることが出来ます。
答えていない問題は緑色、答えた問題は紺色になるので、自分がどの問題を答えていないか見分けがつくのですが、FE午前は80問もあるので、うっかり見落とすかもしれません。

そういう時には、「問題一覧」を確認しましょう。

「問題一覧ボタン」を押します。

すると、「設問一覧」が出てくるので、ここで未回答(緑色)の問題番号を押して、答えていきましょう。

すべて紺色になれば、答えていない問題はない、ということです。

FE午後について

問1~6は過去問を勉強しておくと合格しやすい

もともと問1の情報セキュリティから問5の選択問題までは「過去問を勉強しておけば解けるレベル」でしたので過去問を勉強しておくようにとよく言われたと思いますが…

本当に過去問を周回するだけで、解けました!

さらに驚くべきことに

アルゴリズムも過去問周回で解けるようになりました!

ただし、注意もあります。それは…

過去問の勉強範囲は、平成21年~いままでの全てが対象に!

過去問の勉強範囲でよく言われていたのが「過去5年分から出題」「2年前~5年分が対象」というものでしたが…令和2年CBTでは、めっちゃ古いの出てきてました。

FE試験がリニューアルされた平成21年度以降の過去問は全部出題対象の可能性が高い!

情報セキュリティなどは時代の流れもあるから、最近のものを勉強した方が良いのでしょうが、アルゴリズムなどはそんなに時代の流れは関係ないので…古いのも勉強対象に入れましょう。

過去問を勉強している人は、直近5年分じゃなく、それよりも前の過去問も勉強しておくと良いでしょう。

プログラム問題について

Javaは40分以上使うので、時間配分はしっかり考えよう

今回は、教え慣れているJavaを選択しました。他のプログラム問題も見たかったのですが…Javaで40分ほど費やしたので、他のプログラム問題は確認できませんでした…。

アルゴリズムでも時間をすごく使うので、時間はギリギリでした。

Javaは、とんちかクイズだと思うと解きやすい

FE試験全体が「数学要素を増やそう!」という傾向にあるので、高校生レベルの数学が出てきますが…基本的に公式を丸暗記しなくても解けるように、説明文で書いてくれています。
ただ、数学的記号や用語は一通り覚えておいた方が合格しやすくはなるかもしれません。
(私は高校数学など忘れていましたが、なんとかなりました。)

基本は

  • 「共通項を探せ」
  • 「例を当てはめる」
  • 「この結果になるためには、他になにをすればよいか」

この3点を常に考えれば大丈夫ではないかと思います。
数学要素のあるプログラミング思考を鍛えることが一番です。

トレース力は身に着けておくこと

トレースの能力は、アルゴリズム・Javaどちらにも必須です。
試験会場には計算用紙とシャープペンシルが用意されているので、トレース表は書けます。
紙面と時間に限りがあるので、延々とトレースしていられません。
試験前日までには、必要最低限の変数や配列、リストだけでトレースが出来るように、過去問でトレースしまくりましょう。

FE午後では「どの問題を選択したか」きちんとボタンを押そう!

FE午後で一番重要なことが「選択問題の番号ボタンを押す」です。
選択問題の番号ボタンは、画面右側の左端上にあるので、そこを押すと、選択問題とプログラムの番号を押せるようになっています。

試験終了ボタンを押す前に、必ずそこを確認しましょう!

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